ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第8節
(土) 13:00 K.O.
 
紀三井寺競技場
近鉄ライナーズ
15-20 宗像サニックスブルース
FULL TIME
5 前半 20
10 後半 0
詳細



入場者数:2061人 天候:くもりのち雨/無風
レフリー:吉浦忠孝(日本協会A1)
アシスタントレフリー:清水塁(日本協会A1) / 関谷惇大(日本協会A2) / 落合大輔(関西協会)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶宗像サニックス 15ジェイミージェリー・タウランギ

MEMBER

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マッチサマリー

10月22日(土)13:00キックオフ
近鉄ライナーズ 対 宗像サニックスブルースが和歌山県紀三井寺公園陸上競技場で行われました。

小雨がぱらつく和歌山県紀三井寺公園陸上競技場。会場には2061人の観客が訪れ、遠方にもかかわらず多くのライナーズサポーターにも来場していただきました。

対戦相手の宗像サニックスブルースは今季よりトップリーグへ再昇格し、7節を終えて4勝3敗。昨年度TOP4の東芝にも勝利し、勢いに乗るチームです。
グラウンドのどのエリアからでもどんどんボールを動かし、個の能力が高い一人一人がどこからでも仕掛けてくるラグビーを展開してきます。
そんな相手に対し、近鉄は今季一番成長をみせる8人が一体となったスクラム、「MOVE FIRST」を体現した何度倒れても相手より先に立ち上がり動きだすアタックそしてディフェンスで「個」のサニックスに対し「組織」で勝負し、勝利を目指します!!

宗像サニックスブルースのキックオフで試合が開始されます。
【前半】
開始早々試合が動きます。

5分、サニックスのコラプシングの反則からタッチへ蹴り出し自陣10mラインマイボールラインアウト。12番吉川選手が縦に突進、更に順目へ7番タウファ選手が走りこみサイド攻撃。そこから10番野口選手の高いハイパントキック。サニックス11番屋宜選手のキャッチと同時に2番樫本選手、13番ファインガ選手がダブルタックル!!そこへ4番ストーバーク選手が加わりラックに大きくプレッシャーかけターンオーバー!そのボールを9番金選手が素早く持ち出し大外で待つ14番井波選手へパス、そのままタッチライン際を走り切り先制のトライ!!野口選手のゴールキックは外れ5-0。まさに先制パンチを決めた近鉄、このままの勢いで試合を支配したいところ。

しかし8分、トライ後のキックオフ10番野口選手のロングキックからのカウンター、サニックス15番タウランギ選手にディフェンスラインを切り裂かれ大きくゲインされます。なんとか13番ファインガ選手が追いつきタックルをしますがそのボールをサニックス9番濱里選手に繋がれトライを奪われます。スウィーニー選手のゴールキック成功5-7。

近鉄の組織で奪ったトライの直後サニックスの個々の力によってのトライ。互いのチームの色が出た互角の10分間となりました。

12分、サニックスに攻め込まれたところ9番金選手のオブザゲートの反則、この反則が故意の反則とみなされイエローカード、10分間の退場となります。

18分、一人少ない状態での戦いを強いられることとなった近鉄ですがその後サニックス5番ポトヒエッター選手のラックでの反則が故意の反則とみなされイエローカード。共に14人ずつでの戦いとなります。
その後はお互い互角の戦い、共に敵陣深くまで攻め込むものの決め手にかけスコアが動かないまま時間が進みます。

28分、サニックス得意の自陣からでもどんどんボールを動かし仕掛けてくるアタックに対して近鉄もしっかりディフェンスをし、拮抗した試合展開が繰り広げられていたのですが、攻守変わって今度は近鉄アタックの場面、一つのパスミスをきっかけにボールを奪われサニックス6番鶴岡選手にトライを奪われてしまいます。スウィーニー選手のゴールキックは外れ、5-12。

ここから流れはサニックスに傾きます。

32分、近鉄敵陣でのノットリリースザボールの反則、ここでも果敢に仕掛けてくるサニックスの攻撃に対し一瞬遅れをとった近鉄、サニックス11番屋宜選手に外側大きくゲインされ最後は12番ロビンス選手に押さえられトライ。スウィーニー選手のゴールキックは外れ5-17。

38分、自陣22mラインサニックスボールスクラム、近鉄コラプシングの反則。サニックスペナルティゴールを選択。スウィーニー選手のペナルティゴール成功5-20。

~前半終了~

前半サニックスの強みを完全には押さえきれず失点を許す形となった近鉄。
このままでは終われません!
ハーフタイムにしっかり修正をし後半からの巻き返しを図ります!

【後半】
逆転勝利を目指し後半開始早々からエンジン全開!!絶対に逆転するんだ!という気持ちの伝わる激しい攻撃を魅せます。
8分、敵陣22mラインマイボールスクラム、8人一体となって大きく押し込みサニックスの反則を誘います。近鉄ペナルティゴールを選択。後半からはいった22番重光選手のペナルティゴール決まり8-20。

まずは3点、2トライ2ゴールで逆転可能な点差にもっていきます。
その後もスクラムで優位に立つ近鉄はどんどんプレッシャーをかけ何度も相手の反則を誘います。自分達の強みを存分に発揮した戦いを魅せます。

16分、4番トンプソン選手がトライに持ち込んだボールを押さえきれずゴール前5mマイボールスクラム。最初じわりと押し込んで行きサニックスがすこしずれたところから一気に動きだしそのままインゴールへ!最後は8番ラトゥイラ選手が押さえ今シーズン初のスクラムトライ!!観客席からは大きな歓声が沸きます!重光選手のゴール成功15-20。

後半開始から20分サニックスの攻撃を完全にシャットアウトしスクラムから自分達のペースで試合を進める近鉄。1トライで同点ゴール決まれば逆転となる点差まで詰め寄ります!
しかし、その後何度も敵陣まで攻め込みますが時間の経過による焦りからか、ミスが続きあと1本がどうしてもとれません。それでも近鉄の逆転勝利を信じ観客席からも大きな声援が届きます。

39分、ミスは許されない最後の攻撃、自陣22mラインマイボールラインアウト、12番吉川選手の縦の突進、順目に8番ラトゥイラ選手がサイドアタック。そこから逆サイド左へ10番野口選手→13番ファインガ選手と繋ぎもう一つポイントができます。そこからさらに逆サイド右へ19番大隈選手、18番才田選手とボールを持ち込みますがサニックスもディフェンスラインをどんどん上げてきます。ラックから見えたボールを4番ストーバーク選手が拾い上げた所でノックオン。その瞬間ホーンがなり、タッチに蹴り出されます。

~試合終了~

近鉄ライナーズ 15-20 宗像サニックスブルース

後半自分達のラグビーに立ち返り、スクラムからリズムを作って怒涛の追い上げを魅せたものの、あと一歩のところで追いつくことができず痛い敗戦となりました。
7点差以内の敗戦ということでボーナスポイント1獲得です。

【監督記者会見コメント】
「まず初めに、日本ラグビーフットボール協会平尾理事のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます。故人のこれまでのご功績に敬意を表し心よりご冥福をお祈りいたします。
本日近鉄にとって初めての和歌山県でのトップリーグの試合でした。非常に良い環境で試合をさせていただき和歌山県協会はじめ関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。本日の試合ですけども昨年度TOP4の東芝さんを破り開幕から調子の良いサニックスさんの強みをどれだけ消して、どれだけ近鉄の強みを出すかというところにフォーカスしこの一週間準備してきました。内容的にスコアに全て出ていると思います。前半は結局強みを消せず、後半は近鉄の強みを出せた。来週の試合は後半出せた近鉄のスタンダードを80分間出せるように準備していきたいと思います。」

【豊田キャプテンコメント】
「今日の試合は前半は狙い通り敵陣で戦うということはできたのですが、そこでスコアすることができなかった。逆に相手にはこちらのミスした所を攻められスコアに繋げられた。とるべきところでとれなかった近鉄と、とるべきところでとれたサニックスさんとの差が出た試合だったと思います。」

多くのサポーターの皆様応援ありがとうございました。

結果が中々でない厳しい戦いが続きますが、春から積み上げてきた自分達の努力を信じ続けそしてこれからも一つ一つ積み上げていくしかありません。次節に向けてもしっかりと前を向き最高の準備を進めていきます!

次節は前半戦最後の試合、ならでんフィールド(鴻ノ池陸上競技場)で13時よりHonda HEATとの戦いとなります。是非ともサポーターの皆様会場に足を運んでいただき近鉄ライナーズの勝利に向けて熱い声援をよろしくお願い致します!!

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