近鉄ライナーズ |
14-26 | リコーブラックラムズ |
||
FULL TIME | ||||
7 | 前半 | 0 | ||
7 | 後半 | 26 | ||
詳細 |
レフリー:藤内有己
アシスタントレフリー:福田育弘 / 竹谷将太郎 /
マッチサマリー
6月17日(土)、東京・リコー総合グラウンドにてリコーブラックラムズとの第42回目となる定期戦を戦いました。
春シーズンも3戦目、先週の敗戦を糧に東京まで駆けつけてくれたファンの皆さんと勝利を分かち合いたいところ。汗ばむ陽気の中、リコーボールのキックオフ。ライナーズが風上に立って、試合開始です。
立ち上がりのアタックでFL萩原がルーズボールへ素晴らしい反応を見せて会場を沸かせるなど、上々の立ち上がり。接点ではブレイクダウンでターンオーバーを許すなど課題も見せますが、それも時間とともに改善。スクラムは序盤より組み勝つシーンが多く、アタックの起点となり、エリアもうまくマネジメントします。
前半13分、ゴールポスト前でマイボールスクラムでプレッシャーをかけると素早く左へパスアウト。SO三原から一番外のWTB矢次へと渡ると、タックルを受けながらも左端に飛び込んでトライ。難しい角度のコンバージョンを三原が決めて、7−0と先制します。
ここから勢いに乗りたいところでしたが、リコーの好ディフェンスに阻まれトライが取りきれません。一方、ディフェンスは好調。ゲームキャプテンの森田が強烈なタックルを決めてピンチの芽を摘むと、それに呼応するようにチーム全員で前に出ます。ラインスピードが格段に向上し、粘り強く前進を許さず前半を終了します。
しかし後半、自陣でプレーすることが多くなり、後半7分、ドロップアウトでのリスタートで隙をうまく突かれトライを許すと、コンバージョンも決まって7-7。
さらにシンビンで1人欠くなど、苦しい展開に。一方、リコーは後半に元日本代表のブロードハースト、現日本代表ロトアヘア、トヨタ自動車から移籍したロビンソンなど強力なインパクトプレイヤーを投入します。ライナーズもロータックルで対抗しますが2トライを献上し、7−19とリードを許してしまいます。
ようやくスコアできたのは後半33分。前後半通してキレのある動きを見せていたFBマシレワが、スピードある横への動きから数的優位を作ります。外でフォローしていたWTB島へボールが渡ると、そのまま抜け右隅へ飛び込みます。スピードある2人で奪ったトライ。コンバージョンを決めて14−19とし逆転へとチャレンジしましたが、ラストワンプレーで逆にトライを奪われ14−26。ノーサイドとなりました。
Honda戦の敗戦から多くの課題にチャレンジし、ディフェンスは大きく改善。アタックも今シーズンの新たな取り組みを自分たちのものにしつつあります。しかし、精度に欠けるプレーもあり、トライを取りきれないシーンもあり勝利には至りませんでした。
春の練習試合も来週の神戸製鋼戦で最後になります。さらなるステップアップを期して、シーズンへ向けて実りの多い戦いになるようしっかりと準備して挑みます。