NTTドコモレッドハリケーンズ |
31-21 | 近鉄ライナーズ |
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FULL TIME | ||||
11 | 前半 | 14 | ||
20 | 後半 | 7 | ||
詳細 |
試合映像(ダイジェスト)
レフリー:藤内有己(日本協会A1)
アシスタントレフリー:加藤真也(日本協会A) / 山本篤志(関西協会) / 東野竜平(関西協会)
▶NTTドコモ 15リアン・フィルヨーン
マッチサマリー
9月24日(日)、大阪・万博記念競技場にて、一週のブレイクを挟んでトップリーグ第5節が行われました。ライナーズはここまで2勝2敗ながらレッドカンファレンス7位。対するNTTドコモは同じく2勝2敗でライナーズと同勝ち点ながら得失点差で同カンファレンス6位。今後の順位にも大きく影響する試合でした。
【前半】
まず試合開始直後、優位に立ったのはNTTドコモ。FBフィルヨーンのキックを軸に、陣地を前に進めます。さらにディフェンスでもすばやく前に出られて、ライナーズのアタックは自由に動くことができません。7分、10分とPGを決められ、早々に6点を追う展開となります。
今季、改善を図っているアタックの歯車がしっかり噛み合ったのは前半14分でした。敵陣22m内に入ると、粘り強く連続攻撃をしかけ、LOトンプソンからのオフロードパスをCTBコンブリンクが素早くFBマシレワへつないでトライ。SO野口がコンバージョンも決めて7-6と逆転します。
直後の18分には自陣10mライン付近のNTTドコモボールスクラムから展開されたボールを、WTB矢次がインターセプト。追いすがるNTTドコモのWTBリリダムを振り切り、連続トライを奪います。このコンバージョンもSO野口が決めて14-6。
流れを掴んだかに見えたライナーズでしたが、PR前田、FL田淵の負傷交代や、CTBコンブリンクが危険なタックルでシンビンを受けるなど、苦しい事態に。1人少なくなったディフェンスラインを突かれてトライを献上し、14-11とされます。
なんとか、14人の時間帯を切り抜け、再び敵陣深くでプレーをすると、次はモールでトライを狙います。この日最も上回っていた要素で、幾度となくゴールラインに迫りますが、ミスもあってトライには至りません。結局14-11のまま、前半を折り返します。
【後半】
前半でいい形でのトライが2つあったものの突き放すことができず、後半は是が非でも先に点を取り主導権を握りたいところでしたが、7分にFBフィルヨーンからCTBパエアへロングパスを通され逆転トライを奪われ14-18とされると、13分にはラインアウトからLOイオンギの突破でトライを献上し、14-25と突き放されます。
リードされるとミスが目立つようになり、密集でも押されるケースが目立ち、ペナルティが多くなります。20分にはまたもFBフィルヨーンにPGを決められ、14-28。
なんとか34分にWTB森田のトライとSO重光のコンバージョンで、21-28。7点差以内に詰め寄りますが、直後の37分にまたもや自陣でペナルティを犯し、PGを決められて21-31。
ラストワンプレーでは何とか勝ち点をとアタックを継続しますが、トライを奪えず試合終了。
力は拮抗していたものの、自陣でのペナルティから4本のPGを献上し、シンビン中の一人少ない状態でトライを取られ、「規律」に乱れがあったことが最終スコアに響きました。
次節は10月1日(日)、福岡・グローバルアリーナにて宗像サニックスと対戦します。最善の準備をして臨みたいと思います。
坪井監督コメント
「試合の開催に際しまして、関係者の皆様に御礼申し上げます。前半早々に怪我人が多く出てしまい、最後まで厳しい状況でした。ただ、そんな中でも要所要所に準備したプラン通りの良いプレーもありました。あと4週間試合が続きますし、気持ちを切り替えて、次の試合に向けてベストな準備をしていきたいと思います」
樫本キャプテンコメント
「本日は有難うございました。反応が遅れて前へ出られる場面が多く、全体的にフィジカル面で受け身になってしまったと思います。前半はアタックの形も良かったですし、インターセプトもあって悪くなかったです。フィジカル面は自分達の強みであると思っています。もう下を向いていられないですし、修正して次の試合に臨みたいと思います」