近鉄ライナーズ |
31-26 | NTTドコモレッドハリケーンズ |
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FULL TIME | ||||
26 | 前半 | 0 | ||
5 | 後半 | 26 | ||
詳細 |
レフリー:山本篤志
アシスタントレフリー:北村浩士 / 八木 /
マッチサマリー
6月1日(土)14時キックオフで、令和元年最初の試合を行いました。
対するは、昨シーズントップチャレンジで戦ったNTTドコモレッドハリケーンズ。対戦し、1勝1敗ながら2ndステージでの敗北がトップリーグ復帰失敗に大きく影響したライバルです。
今シーズンの大きなテーマはアタックのリビルド。初戦でどこまで成長できているかが試される試合でした。
コイントスに勝ったライナーズは、前半に風上を選択。NTTドコモボールで始まった試合は、立ち上がりでは硬さからかミスが目立ちます。ラインアウト、スクラムでも後手を踏みますが、徐々に修正。敵陣でプレーしていきます。
前半8分、新しいアタックが実を結びます。
敵陣へ入ったライナーズは、グラウンドをワイドに使ってNTTドコモのディフェンスに偏りを生みます。SO野口は左奥にスペースを見つけると、グラバーキックでインゴールへ。WTB矢次がグラウンディングし、先制トライを奪います。コンバージョンは失敗して5-0と先手を取ります。
その後も、動きのいいライナーズ。ディフェンスではブレイクダウンでも素早くセットして、NTTドコモの前進を許しません。
前半15分には新戦力のCTBパスカルがハーフウェイライン付近からラインブレイク。こちらも新戦力のWTBジョシュアがサポートすると、一気にゴールラインに迫ります。あと一歩でタックルを受けますが、さらに後ろからサポートしたSHライアンにギリギリのオフロードパスを通し2トライ目を奪取。コンバージョンは外れて10-0とします。
ワイドにボールを動かす、昨季までになかったライナーズの展開はその後も力を発揮。30分には途中出場のSO吉井のパスをつないでWTB矢次がこの日2トライ目と上げると、前半終了間際の40分には、WTBジョシュアが外から内にスペースを突いて走り抜きトライ。
前半だけで4トライ2ゴールで24-0と大きくリードします。
後半に入ると、両チームともに大幅にメンバーを入れ替えます。
前半に続いて、新しい強みを出していきたいライナーズ。後半7分、FL堀のゲインからFB正面がトライを奪い、31-0にします。
ところが、その後はディフェンスセットが遅れ、自陣でのプレーが多くなります。
ファーストプレーが遅れると、プレッシャーを受けることになりハンドリングエラーなどのミスも増え、ブレイクダウンでも劣勢に。
後半12分に、インターセプトからトライを奪われると、ファーストタックルも甘くなり、17分にはラインアウト・モールで2トライ目。31-12と雲行きが怪しくなってきます。
その後は少し持ち直しますが、試合終了間際に2トライを奪われて31-26。なんとか逃げ切りましたが、前半と後半で大きく異なる結果になってしまいました。
すべてのプレーに対し、ファーストステップ(一歩目)を重視して取り組みました。前半は課題をクリアできましたが、後半はまだ昨シーズンから変われていない面を露呈してしまいました。
新戦力も徐々にフィットしており、新しい重層的なアタックを指向しています。次戦リコー戦に向けて、チャレンジしていきます。引き続きご声援をよろしくおねがいします。