トップリーグ2016-2017 第5節
(土) 11:30 K.O.
 
秩父宮ラグビー場
クボタスピアーズ
20-29 近鉄ライナーズ
FULL TIME
3 前半 15
17 後半 14
詳細



入場者数:3891人 天候:くもり/微風
レフリー:松本剛(日本協会A1)
アシスタントレフリー:麻生彰久(日本協会A) / 松丸力(日本協会A2) / 堀英之(関東協会)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶近鉄 2樫本敦

MEMBER

▶メンバー表PDFはこちら
 
   
   

マッチサマリー

10月1日(土)11:30キックオフ
近鉄ライナーズ 対 クボタスピアーズが東京、秩父宮ラグビー場で行われました。

早朝まで降り続いた雨も試合前にはぴたりと止み、少し肌寒く季節の移り変わりを感じさせる東京、秩父宮ラグビー場。
4節までを終えて1勝3敗と悔しい結果が続くライナーズは今回の試合から始まる10月の5連戦で一つでも多くの勝ち星を挙げたいところです。

その為にも絶対に負けられない今節。

対戦相手のクボタは今季より過去にスーパーラグビーのブルズを二度優勝に導いた経験のあるフラン・ルディケ氏を新ヘッドコーチに迎え、多くの外国人選手を補強、強いフィジカルを全面に押し出すラグビーに更に磨きを掛けているチームです。

対する我らが近鉄ライナーズは4番トンプソンルーク選手、8番ジーン・クック選手、15番アンドレ・テイラー選手が復帰、テンポ良くボールを捌ける森選手、先週のホンダとの練習試合で抜群の存在感を魅せた井波選手を今季初先発に起用。スーパールーキー野口選手を控えに入れ現段階でのベストの布陣で挑みます。

前節のNTTコミュニケーションズ戦、自分達が準備していたラグビーを遂行できなかった反省を生かし、今週はグラウンドで確実に自分達のラグビーを遂行できる為の準備を妥協なく追及した一週間でした。

後はグラウンドで体現するのみ。

2003年以降トップリーグでの勝利から遠ざかっている鬼門、秩父宮ラグビー場での13年振りの勝利を目指し、近鉄ライナーズのキックオフで試合が開始されました!!

【前半】
9分、先制はクボタ、10番フーシェ選手からの高いハイパントキック。お互いにキャッチできなかったボールをクボタの選手がもう一度キック、近鉄自陣深くまで蹴り込まれます。そのボールを処理する場面で近鉄の反則。クボタ、ペナルティゴールを選択します。フーシェ選手のペナルティゴール決まり0-3

18分、クボタ10番フーシェ選手、キックをキャッチしようとした近鉄15番テイラー選手に対して危険なタックルでイエローカード。10分間の一時退場となります。
選手が一人多い近鉄はこの時間帯になんとか得点を重ねたいところです。

20分、近鉄敵陣10mライン付近マイボールスクラム。8人が一体となった近鉄自慢のスクラムでクボタを圧倒!相手の反則を誘います。近鉄ここからペナルティゴールを選択。重光選手のペナルティゴール決まり3-3
今季の近鉄を象徴する形での得点からまずは同点へ。

スクラムで優位に立ち勢いのついた近鉄はその後もテンポの良いアタックでどんどん敵陣深くへ攻め込んでいきます。

25分、クボタのノーボールタックルの反則から近鉄タッチキックを選択、敵陣ゴール前5mマイボールラインアウト。4番トンプソン選手が一つ縦に突進、そこからすぐにバックスへ展開10番重光選手→11番南藤選手→15番テイラー選手がディフエンスを一人ずらし、大外で待っていた13番井波選手にボールが渡りそのままトライ!!グラウンドいっぱいにボールを動かした見事なトライです!重光選手のゴールは外れ8-3

近鉄の勢いはまだまだ止まりません。
31分、自陣から10番重光選手のキック、カウンターを仕掛けてきたクボタ15番合谷選手に対して近鉄12番ファインガ選手がしっかりとタックル。倒れた相手を6番佐藤選手と15番テイラー選手が素早く乗り越えターンオーバー。そのボールを一気に外へ展開!大外8番クック選手が大きいストライドで約60mを激走!最後は途中出場23番吉川選手にボールを繋ぎゴールポスト中央へトライ!!

キックチェイスのターンオーバーからお手本のようなトライを挙げた近鉄。ターンオーバーから大外へ全員の意識が一つになったチームで奪ったトライです!重光選手のゴール決まり15-3

前半終盤、クボタに自陣まで攻め込まれますが、早いリアクションと低いタックル、気迫を全面に押し出した決死のディフェンスで相手に得点を許さずそのまま前半終了。

~前半終了~

スクラムから勢いに乗りフォワードとバックスが一体となったアタックで確実に得点を重ねた近鉄。
まさにこの日の為に準備したラグビーを体現できた前半となりました。

【後半】
前半からの勢いそのまま後半も入りたい近鉄。しかし最初の10分はまさに悪夢の時間帯でした。

1分、クボタからのキックオフボールをいきなり奪われる近鉄。そこからクボタ12番立川選手にミスマッチをつかれいきなりトライを奪われてしまいます。フーシェ選手のゴールキックも決まり15-10

5分勢いに乗るクボタに対して受けに回ってしまう近鉄。自陣でオフサイドの反則。クボタペナルティゴールを選択。フーシェ選手のペナルティゴール決まり15-13
これで完全に息を吹き返したクボタ、続く9分にもトライを奪われ15-20

前半のリードをたった10分で帳消しにされてしまった近鉄。やはり秩父宮では勝てないのか・・・。そんな想いが頭をよぎります。

そんな嫌なムードを振り払ったのが、13年前の勝利を知るベテラン7番佐藤選手のプレーでした!倒れてもすぐに起き上がり相手のボールにしっかりと働きかけるそのお手本のような献身的プレーは何度もピンチを救うターンオーバーを演出。
チームが迷った時しっかりと道を示してくれるベテラン選手の存在も近鉄の強みの一つといえるでしょう。

20分、6番佐藤選手のジャッカルでクボタ、ノットリリースザボールの反則。近鉄タッチに蹴り出し敵陣ゴール前5mマイボールラインアウト。23番吉川選手が起点となるポイントを作りそこからフォワードのサイドアタック。6番佐藤選手、20番ラトゥイラ選手と仕掛けトライまで後少しの所。その後も1番豊田選手、5番松岡選手と連続しアタックを継続し最後仕留めたのが2番樫本選手!勢い良く走りこんでボールを受けると相手を二人引きずりながらゴールポスト中央にトライ!!重光選手のゴールキックも決まり22-20。再逆転の近鉄

23分、近鉄自陣でオブストラクションの反則。クボタペナルティゴールを選択しますが、クボタ22番森脇選手のゴールは決まらず。スコアそのまま22-20

32分、近鉄ドライビングモールからクボタの反則を誘いタッチキック。近鉄敵陣ゴール前マイボールラインアウト。4番トンプソン選手に合わせたボールはそのままラックに。そこから2番樫本選手が潜り込みますがここはトライならず。更に6番佐藤選手、20番ラトゥイラ選手がサイドアタックをしかけバックスへ。9番金選手から12番ファインガ選手に放たれたパスですがまさかのファンブル!!ノックオンかと思われましたがこぼれたボールに手を伸ばし執念のタップ!そのボールが10番重光選手へ繋がりゴールポスト中央まで持ち込んでトライ!!重光選手自らゴールキックも決め29-20

~試合終了~

近鉄ライナーズ 29-20 クボタスピアーズ

後半一時は逆転を許しましたが、慌てずしっかりと自分達のラグビーに立ち返り再逆転!
トップリーグの試合秩父宮ラグビー場で13年振りの勝利をもぎ取り勝ち点4を獲得しました!!
トップリーグデビューの野口選手。精度の高いキックを見せた

【監督記者会見コメント】
「まず初めに、トップリーグ秩父宮での開催に際しまして、日本協会ならびに関係者の皆様まことにありがとうございました。トップリーグで秩父宮での勝利が13年振りということで素直に嬉しい一日となりました。大きくてタフなクボタさんに対して、豊田キャプテンはじめ近鉄の選手がしっかりとスタンダードを示し最後までやりきってくれた事は誇りに思います。これから関西で4連戦と続きますのでしっかりと良い準備をして臨んでいきたいと思います。」

【豊田キャプテンコメント】
「監督と同じで13年振りの勝利嬉しく思います。来年以降、秩父宮での試合がやりやすくなると思います。前半はスクラム、タックル、アタックと良いゲームができました。只後半の入りの部分で相手を生き返らせてしまったことは反省したいと思います。これからの試合でライナーズらしさをどんどん出して見ていて試合をやって行きたいと思います。」

次節は10月8日(土)11:45キックオフ いよいよ近鉄ライナーズホーム、花園ラグビー場での開催となります!!対戦相手はトヨタ自動車ヴェルブリッツ!
相手にとって不足なし!!観ている人に感動と興奮を与えるようなライナーズのラグビーを存分に発揮し本日の勢いそのまま勝利します!
皆様一人一人の声援がライナーズの力となります!
是非皆様花園ラグビー場に足を運んで近鉄ライナーズへの熱い声援をよろしくお願い致します!

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