ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第13節
(日) 14:00 K.O.
 
金鳥スタジアム
近鉄ライナーズ
8-38 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
FULL TIME
3 前半 17
5 後半 21
詳細



入場者数:4545人 天候:晴れ/無風
レフリー:加藤真也(日本協会A1)
アシスタントレフリー:町田裕一(日本協会A1) / 立川誠道(日本協会A1) / 八木聖也(関西協会)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶神戸製鋼 12山中亮平

MEMBER

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マッチサマリー

12月25日(日)14:00 キックオフ
近鉄ライナーズ 対 神戸製鋼コベルコスティーラーズがキンチョウスタジアムで行われました。

クリスマスに開催されました「阪神ダービー」、先週に引き続き快晴の会場には4545人の観客が訪れました。
近鉄ライナーズはルーキー田中健太選手を1番プロップに大抜擢。

7番フランカーに辻選手を7試合ぶりに先発起用、ナンバーエイトには今季初先発の村下選手と先週とは少し布陣を変えての闘い。
ウイングにはアタックでの爆発力に期待がかかる島選手を起用し、昨年度「TOP4」チームの一つ神戸製鋼コベルコスティーラーズに挑みます。

これまでに幾度となく激しい試合を繰り広げてきた両チーム。
関西のチーム同士、お互いの誇りをかけた負けられない戦い。

近鉄ライナーズのキックオフで試合が開始されます。

【前半】
3分、開始早々自陣10m付近、近鉄のノットロールアウェイの反則、神戸製鋼ペナルティゴールを選択。神戸製鋼12番山中選手のペナルティゴールは外れ0-0

6分、ディフェンスラインをドンドン押し上げて神戸製鋼にプレッシャーを与える近鉄。神戸製鋼はアタックでも中々ゲイン出来ずに10番イーリー選手がドロップゴールを狙います。
ボールは大きく逸れて近鉄ドロップアウトへ。ディフェンスで粘り勝ったシーンでした。

序盤からお互いに一歩も引かない試合展開、近鉄は裏のスペースを狙ってキックを上手く使い神戸製鋼の大きいフォワードをドンドン後ろへと走らせます。上手く陣地を奪いゴール前に迫るシーンもみられますが、中々スコアすることが出来ません。

14分、自陣22m付近神戸製鋼ボールスクラム、神戸製鋼のプレッシャーを受け近鉄たまらず反則。神戸製鋼ペナルティゴールを選択します。神戸製鋼12番山中選手のキック決まり、0-3。先制点を許してしまいます。

18分、自陣10m神戸製鋼ボールラインアウト、右へ大きく展開神戸製鋼10番イーリー選手→12番山中選手→15番山下選手にボールが渡ったところで近鉄13番森田選手が捕まえますが、内側にフォローに入った神戸製鋼11番中濱選手にボールを繋がれ大きくゲインを許します。そこからもう一つ内側神戸製鋼13番バイフ選手へボールが渡りそのままトライを奪われます。神戸製鋼12番山中選手のゴールキック成功、0-10。

さらにピンチは続きます。

28分、神戸製鋼の連続攻撃をなんとか凌ぐ近鉄ですが、自陣ゴール前5m地点で4番ストーバーク選手がオーバーザトップの反則。この反則が相手のトライチャンスを奪う故意の反則とみられイエローカード、10分間の退場となってしまいます。

一人少ない状態での戦いを余儀なくされた近鉄、その後31分に神戸製鋼15番山下選手にトライを奪われさらに点差が開きます。0-17

前半も残り少なくなってきた時間帯、ここでようやく近鉄の得点チャンスが訪れます。
35分、敵陣10mライン近鉄ボールラインアウト、縦に強い12番吉川選手の突進。ラックの中で神戸製鋼の選手がオフサイドの反則。近鉄ペナルティゴールを選択します。10番重光選手のペナルティゴール成功3-17

その後37分に神戸製鋼3番山下選手が危険なプレーでイエローカード10分間の退場となります。

~前半終了~

【後半】
4番ストーバーク選手が10分間の一時退場から戻り今度は近鉄が一人多い状況、この時間帯を上手く利用しなんとか反撃に出たいところ、まだまだ食らいついていけば十分逆転可能な点差です。

10分、敵陣ゴール前近鉄ボールスクラム、8番村下選手が左へ持ち出しますがトライまでは届かず、そこから右へ一つずつ17番豊田選手、7番辻選手が身体を当てていきます。しかし神戸製鋼のディフェンスも中々崩れません。グラウンド右端までボールを運びそこから左へ戻してきたところ、もう一度7番辻選手が突進。そこから素早く展開15番宮田選手→10番重光選手にボールが渡った瞬間神戸製鋼の外側のディフェンスが少し内側に寄ったところを見逃さず大外11番松井選手に大きく飛ばしパス。そのままグラウンド左隅へダイビングトライ!!10番重光選手のゴールキックは外れ8-17。

さあここから近鉄の反撃開始!!
と言いたいところでしたが、その後すぐの13分、自陣10mライン付近神戸製鋼ボールラインアウト、タックルを受けながらも上手くボールを繋がれ神戸製鋼12番山中選手に大きくゲインを許します。できたラックから今度も細かくボールを繋がれ神戸製鋼6番安井選手にゴール前5m地点までボールを運ばれると左の狭いサイドにもう一度神戸製鋼12番山中選手、近鉄も懸命にタックルに入りますが力技でインゴールにボールをねじ込まれます。神戸製鋼12番山中選手のゴールキック成功8-24。

反撃の芽を潰されてしまった近鉄、ここから少しディフェンスにもほころびが目立ちだします。
16分、自陣22mライン神戸製鋼ボールラインアウト、変わって入った神戸製鋼23番フーリー選手起点に一発で大外大幅にゲインを許し、あわやトライかと思われたシーンでしたが近鉄15番宮田選手、7番辻選手の懸命のタックルでなんとかタッチに押し出します。そこからの近鉄ボールラインアウト、4番ストーバーク選手がはじいたボール神戸製鋼3番山下選手にキャッチされそのままトライを許してしまいます。自分達のミスからの痛い失点。神戸製鋼12番山中選手のゴールキック決まり8-31。

このままでは終われない近鉄はその後も何度か敵陣深くまで攻め込みますが、神戸製鋼の赤い壁を破る事ができずスコアを伸ばせません。選手達の動きにも疲れが見え始めます。
36分、自陣22m神戸製鋼ボールラインアウト、神戸製鋼7橋本選手が持ち出し走り込んできた21番佐藤選手にパスが渡り近鉄ディフェンスラインを突破されます。そこから14番今村選手にパスを繋がれダメ押しのトライ。神戸製鋼12番山中選手のゴールキックも決まり8-38。

~試合終了~

近鉄ライナーズ 8-38 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

何度もチャンスは作れたものの得点に結びつけることが出来なかった近鉄と、敵陣に入ると確実にスコアを重ねた神戸製鋼との得点力の差が大きく出た試合結果となりました。

【坪井監督コメント】
「本日も沢山のサポーターの方々にご来場いただき、また素晴らしいスタジアムと素晴らしい対戦相手神戸製鋼さんと試合が出来た事関係者の皆様に感謝申し上げます。ゲームの方は前半神戸さんの波状攻撃を受けたのですが、近鉄もリアクション良く反応し「MOVE FIRST」を体現してくれました。只スコアでは勝てませんでした。しかし昨年のLIXILカップで歯が立たなかったフィジカルの部分で通用する部分が見えた事はチームの成長ということで受け止めています。年が明けてから残り2試合チーム一丸となっていい準備をして臨みたいと思います。」

【宮田ゲームキャプテンコメント】
「神戸製鋼さんに対してアタック、ディフェンス共に前へ出ることにフォーカスして挑み、特にディフェンスの部分で良く前へ出れていた部分は収穫かと思います。次節のヤマハさんは接点も強いのでフィジカル面でも負けないように準備しライナーズらしいアタックを体現したいと思います。」

今回の試合で2016年の試合は最後となります。年内最終戦を勝利で収めることは出来ませんでしたが、今回の試合は2017年に必ず繋がる試合内容だったと思います。

サポーターの皆様本年も熱い御声援、誠にありがとうございました。
2016年は非常にタフな試合が続きましたが、会場で響くライナーズサポーターの皆様の御声援が近鉄ライナーズの大きな力となりました。
2017年も近鉄ライナーズへの変わらぬ御声援どうぞよろしくお願い致します。

良いお年をお迎えください。

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