ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第1節
2017年08月18日(金) 19:30 K.O.
 
ヤンマースタジアム長居
近鉄ライナーズ
13-12 豊田自動織機シャトルズ
FULL TIME
10 前半 0
3 後半 12
詳細

試合映像(ダイジェスト)



入場者数:8020人 天候:晴れ/弱風
レフリー:清水塁(日本協会A1)
アシスタントレフリー:松本剛(日本協会A1) / 米谷大助(関西協会) / 泉太郎(関西協会)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶近鉄 22重光泰昌
   
   

マッチサマリー

8月18日(金)、いよいよ今シーズンのトップリーグが開幕しました。開幕戦はヤンマースタジアム長居での豊田自動織機との一戦です。昨シーズンはリーグ戦最終節で勝利したものの、26-24と僅差での勝利でした。今シーズンを占う初戦として、必勝を期して挑みました。

ライナーズの先発メンバーには、成長著しいWTB矢次、FL田淵などの若いメンバーや、新外国人選手のFBマシレワ、No.8ティーポレが名を連ねます。若いメンバーそして新しいメンバーの活躍によって、春から培ってきた「新しいライナーズ」を見せたいところです。

【前半】
19時30分にキックオフ。しかし、序盤から豊田自動織機のSOサム・グリーンのキックと長いパスを中心とするアタックに苦しめられ、自陣に釘付けにされます。

13分。激しい当たりに耐えながらも自陣ハーフウェイラインでペナルティを得ると、ここでショットを選択。SO野口が60mはあろうかというPGを狙いますが、キックはわずかに左に外れます。しかし相手の反則を積極的に点に結びつけようとするプレーで会場を沸かせます。その後、18分に敵陣深くで得たPGを、確実に決めて3-0。その後はお互いのディフェンスが勝り、膠着状態が続きます。

38分。フィールド中央付近で、SO野口がディフェンスの合間を抜けてビッグゲイン。ゴールラインに迫ります。2フェイズを重ねた後、SH金が仕掛けたボールをサイドへ走りこんできたWTB矢次へ。ディフェンスが追いつけない間にインゴールへ飛び込み、今季チーム初トライを奪います。野口のキックも決まり、10-0。

このまま前半が終了し、堅守を象徴するスコアで折り返します。

【後半】
後半もお互いのディフェンスが堅く、スコアが動かない展開が続きます。そんな中、FBマシレワが良いアタックを見せ、SO野口が素晴らしいタックルで流れを変えようとしますが、スコアを動かすには至りません。

14分に豊田自動織機SOサム・グリーンの個人技でトライを奪われ、10-7。さらに31分には左サイドにディフェンスが偏ったところをサム・グリーンから右サイド深くで構えるWTB大道へキックパスを通され、10-12と逆転を許します。

残り8分。逆転を期して敵陣でボールをキープしますが、強引な攻めもありトライには至りません。そして後半35分。残り45m付近からのスクラムでペナルティを得ると、途中からSOに入っていた重光がPGを狙います。入れば逆転の状況でしたが、ボールは惜しくもクロスバーを直撃。会場に大きな悲鳴が上がりました。

運にも見放されて万事休すかと思われましたが、残り30秒で豊田自動織機のダイレクトタッチにより22m付近からのラインアウトを得ます。何とかボールをキープしゴールポスト真正面、22mライン上のラックから途中出場のSH榎本がパスアウト。真後ろのSO重光へのパスはワンバウンドになりますが、重光が冷静にキャッチしてそのままゴールポストへ向かってキック。見事なDGを決めると大歓声のなかで試合終了を告げるホーンが鳴りました。13-12、一点差の劇的な逆転勝利でした。

非常にタフな内容の開幕戦でしたが、勝利できたことを一番の収穫とし、良かった点をより伸ばしていけるよう、1週間準備して次節のトヨタ自動車戦に挑みたいと思います。 次節は8月26日(土)17:00キックオフ、場所はキンチョウスタジアムです。ぜひお越しいただき、熱い応援を宜しくお願いします。

坪井監督コメント

「金曜日にもかかわらず多くの方にお越しいただき、また素晴らしい環境で試合をできたことに、ファンの皆様、協会関係者の皆様そして相手の豊田自動織機さんにも感謝申し上げます。
どのチームも開幕戦に照準を合わせてくるので、『勝つ事の難しさ』を改めて痛感する試合でした。去年はサントリーさんに同じ場所で1点差で負けてのスタートでしたが、今年は樫本キャプテンを筆頭に最後まで身体を張ってライナーズのラグビーを示してくれました。「我慢」の勝利です。
次のトヨタ自動車戦は、さらに良くできることにフォーカスして準備していきたいと思います」

樫本キャプテンコメント

「入場した時にファンの多さに驚きました。とても有難かったですし、戦いやすかったです。
試合前から『セットプレーで圧倒して前へ出よう』と話していましたが、織機さんのセットプレーが強くて勢いに乗れない部分がありました。前半はしっかり我慢して良い形で折り返せましたが、後半の入り方と2トライを取られてしまったことは改善点です。
本当に勝ててよかったです。チームメイトの皆に感謝したいです」

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