ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第7節
(土) 14:00 K.O.
 
東大阪市花園ラグビー場
近鉄ライナーズ
24-31 リコーブラックラムズ
FULL TIME
17 前半 7
7 後半 24
詳細



入場者数:5233人 天候:晴れ/強風
レフリー:戸田京介(日本協会A)
アシスタントレフリー:加藤真也(日本協会A1) / 北村浩士(関西協会) / 河井光輝(関西協会)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶リコー 8高平拓弥

MEMBER

▶メンバー表PDFはこちら
 
   
   

マッチサマリー

10月15日(土)14:00キックオフ
近鉄ライナーズ 対 リコーブラックラムズが東大阪市花園ラグビー場で行われました。

気持ちのいい陽射しと強い風が舞う東大阪市花園ラグビー場。この日は5233人の観客が会場に訪れ、多くのライナーズサポーターにも来場していただきました。
前節、試合終盤でようやくライナーズらしいラグビーを魅せ、あと一歩のところまで追い上げての悔しい敗戦。
前節最後の勢いをそのまま本日の試合でも出したいところ。
対戦相手のリコーとは今春41回目の定期戦を迎え、古くから交流の深いチーム。お互い手の内を知り合う中、毎年激しい試合が繰り広げられます。
ホーム花園での連敗は絶対に許されません。
ライナーズのプライドを懸けた負けられない戦い。

リコーブラックラムズのキックオフで試合が開始されます!

【前半】
10分、まずは近鉄スクラムで魅せました。

リコーのノックオンにより敵陣10mライン付近マイボールスクラム、9番金選手のボールインと同時に一気に押し込みリコーがたまらず反則。近鉄ペナルティゴールを選択。キッカーはこの日10番で先発野口選手。ゴール成功3-0

19分、自陣22mライン付近リコーボールラインアウト、リコー得意のモールでじわりじわりとゴール前5mまで押し込まれます。そこから左へリコー12番濱野選手の縦の突進、できたラックからもう一度左へ今度は8番松橋選手。近鉄狙いをすませタックルに入りますが、身体を上手く回転させながらのレッグドライブでそのままトライまで持ち込まれます。

ナナイウィリアムズ選手のゴール成功3-7。
逆転を許した近鉄ですが慌てる事なく風上の優位性を活かし10番野口選手のキックでしっかりと陣地を奪います。

23分、10番野口選手の好判断のキックから敵陣ゴール前10m地点リコーボールラインアウト、リコー12番濱野選手のキックを近鉄14番井波選手がキャッチ、15番南藤選手にパスが渡りそこへ11番島選手がシザース。横に走りながらグッと縦に角度を変えリコーディフェンスを切り裂きます。ディフェンスの裏に抜け出すとそこから一気に加速、スピードに乗った11番島選手はもう誰も止める事は出来ません。そのまま一気にインゴール右隅へ見事なトライ!!野口選手の難しい角度からのゴールキックも成功10-7。すぐさま逆転!

24分、リコー10番エリソン選手がトライを奪った11番島選手に対するハイタックルでイエローカード。10分間の退場になります。
プレーヤーが一人多い近鉄、ここで更にリコーを突き放しにかかりたいところ。

35分、敵陣10mラインからリコー9番中村選手のキック。そこからのカウンター14番井波選手が持ち込みラックを形成、右側狭いサイドへ。5番松岡選手リコーディフェンスを吹き飛ばしながら前進、陣地は敵陣10mライン。そこから今度は左へ展開、6番トンプソン選手が一つポイントを作りすぐさまバックスへ、人数余った状態で10番野口選手→13番ファインガ選手→14番井波選手→12番吉川選手→11番島選手と上手くボールを回し大きくゲイン!最後は11島選手がディフェンスを二人引きつけ内側フォローに走る3番前田選手へオフロードパス!120kgの巨漢プロップが約20mを走りきってトライ!!フォワード、バックスが一体となったアタックで見事なトライ!!野口選手のゴール成功 17-7

~前半終了~

【後半】
陣地変わって後半風下からの攻撃、厳しい戦いが予想される中最初に得点をしたのは近鉄でした。
4分、ハーフウェイライン左側マイボールスクラム、9番金選手が少し持ち出し→10番野口選手→13番ファインガ選手がハンドオフを上手く使い大幅ゲイン!一気に敵陣22mラインまでボールを運びます。そのボールを素早く捌き更に順目へ、5番松岡選手→10番野口選手→14番井波選手へとボールが渡りグラウンド右端でラックを形成。そこから今度は左へ3番前田選手、7番タウファ選手がサイドアタックを仕掛けますがそこでリコーにボールを奪われてしまいます!しかし奪ったボールをリコーがノックオン!こぼれたボールの奪い合いの場面でリコーが反則を犯します。

そこでプレーを止めず素早く反応した9番金選手タップキックですぐさまスタート!リコーディフェンス戻りきれずにそのままトライ!!近鉄らしい勢いのあるアタックでトライまで持っていきました!野口選手のゴールも決まり24-7。
見事な「MOVE FIRST」で後半も先に得点を加えた近鉄、前半の勢いそのまま後半も試合を進めていける!誰もがそう考えました。
しかしここからリコーの反撃が始まります。

前半とはうって変わって風上からのリコーの攻撃、上手くキックを使われ近鉄陣地まで攻め込まれます。近鉄も10番野口選手、15番南藤選手らのキックで陣地の挽回を図りますが上手く陣地を稼げません。
17分、22分とラインアウトから狭いサイドを攻められ同じような形で2トライを奪われ、24-19。5点差まで詰め寄られます。

勢いに乗るリコーは大型フォワードでどんどんアタックを仕掛けてきます。後半から投入された19番、22番のロトアヘア兄弟が更にリコーのアタックに勢いをつけます。
前半低いタックルでリコーのアタックをシャットアウトしていた近鉄ですが後半は少しタックルが高くなり相手に少しずつゲインを許してしまいます。

35分、近鉄ゴール前5mリコーボールスクラム、リコーの執拗なサイドアタックを止めきれず16番森選手に同点となるトライを奪われます。高平選手のゴール決まり24-26。

ついに逆転を許す近鉄、残り時間5分、点差は2点、ペナルティゴールでも逆転可能な点差です。

ボールを保持し続け再逆転を目指します。

しかし42分、10番野口選手が持ち込んだボール、タックラーのリコー22番ロトアヘア選手にボールを奪われそのまま走りきられダメ押しのトライ。高平選手のゴールは外れ24-31。

~試合終了~

近鉄ライナーズ 24-31 リコーブラックラムズ

一時は17点のリードを奪っていたものの、後半のリコーの勢いを止めきれずまさかの逆転負け。
何とか7点差以内の敗戦でポイント1を獲得しましたが、悔しい、悔しい結果となりました。

【監督記者会見コメント】
「まず初めに、花園でのトップリーグ開催に際しまして大阪府協会はじめ関係者の皆様まことにありがとうございました。沢山のサポーターの皆様が応援に来てくれた中で、今季で41回目の定期戦を迎えた、交流も深いリコーさんとゲームが出来たこと嬉しく思います。ホーム花園での2連敗はプライドに懸けても許されないという形で試合に臨みました。しかし前半シャットアウトできた相手の強いランナーを後半は全てシャットアウトできずこういう結果に繋がってしまいました。

ここで下を向いてもしかたがないので、良い部分にフォーカスして次節のサニックス戦に臨みたいと思います。」

【豊田キャプテンコメント】
「駄目な時は駄目、そんな感じです。勝つ難しさ、勝ちきれない弱さが出た試合だと思います。只ここをチームとして乗り越えれた時にチームがまた大きく成長できると思うのでそれをモチベーションに今後の試合に挑んでいきたいと思います。」

トップリーグ第7節を終えて2勝5敗と厳しい状況が続いていますが、立ち止まっていてはこれ以上の成長はありません。今シーズンが終わった時、この敗戦があったからライナーズがまたさらに成長できたと思えるように、今からの時間を大切に前に進んでいきます。

沢山のサポーターの皆様応援どうもありがとうございました!
次節は和歌山県紀三井寺公園陸上競技場でサニックスブルースとの戦いとなります!!
是非会場に足を運んでいただき、近鉄ライナーズに熱い熱い声援どうぞよろしくお願い致します!!

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