近鉄ライナーズ |
19-40 | ヤマハ発動機ジュビロ |
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FULL TIME | ||||
12 | 前半 | 21 | ||
7 | 後半 | 19 | ||
レフリー:戸田京介
アシスタントレフリー:町田裕一 / /
マッチサマリー
2018年春シーズンの最終戦。ライナーズは岐阜県関市・グリーン・フィールド中池にて、ヤマハ発動機ジュビロと対戦しました。
昨シーズントップ4の一角を担った強豪に、現時点でのベストメンバーで挑みました。
前半は風下。SOステイリンのキックオフで試合が開始されます
クリーンキャッチして攻めるヤマハ発動機に対し、まずPR豊田が激しく当たります。
自陣で展開し、外でゲインを試みるヤマハ発動機ですが、FL辻、SOステイリンがうまくボールに絡み、ターンオーバー。チームを鼓舞するかのようなプレーに大きな声援が上がります。
続けて、春シーズンのテーマである継続したアタックを実行します。
SH福居が作るリズミカルな球出しに、SOステイリンを軸にCTBシリベヌシィ、井波が長短織り交ぜたパスをテンポよく使い、要所でLOストーバークやNo.8イオプアソが縦に。チームが一体になったアタックが続きます。
しかし、ヤマハ発動機にエンジンが掛かると、ライナーズに密集でのペナルティが増えていきます。自陣深くでのプレーが増え、10分にはゴールポスト前でのヤマハ発動機ボールのスクラムを押され、そのまま右に展開されてトライを奪われます。Gも決まって0-7。
続く12分には、ヤマハ発動機に継続を許し、タックルミスも重なりトライを献上。0-14といきなり2本のトライを奪われてしまいます。
このままズルズルとは行けないライナーズは、リスタートからのヤマハ発動機のアタックに、PR豊田が渾身のタックル。続けてHO樫本、PR尾池が絡みノットリリースザボールを獲得します。
このペナルティで得た敵陣深くのマイボールラインアウトから、ライナーズは攻め続けます。No.8イオプアソ、WTBオリビエはもちろん、チームが一丸となってフェーズを重ねてボールを保持し続け、ついに22分。
敵陣右ゴール目前マイボールスクラムで、左にCTB井波、シリベヌシィ、少し遅れてSOステイリン、WTBオリビエが走り込みます。SH福居からボールを受けたCTBシリベヌシィが、後ろから走り込むSOステイリンへ短いパス。CTB井波に突っ込むヤマハ発動機ディフェンスの脇へ、走り込んできたのはWTBオリビエ。SOステイリンが戻し気味にパスを出すと、ゴールポスト左へなだれ込みトライ。
チームが一丸となって奪ったトライに、スタンドから大きな拍手が起こります。Gも決まって7-14。
27分にもいい流れでトライを奪います。
敵陣での左マイボールラインアウトから右へ大きくボールを動かすと、FB南藤、CTB井波が前に出てヤマハ発動機のディフェンスを集めます。
すかさずSH福居は左のFL田淵へ長いパス。ヤマハ発動機のディフェンスは、近くに走り込むLOストーバークへ向かいます。しかしFL田淵はその外PR尾池に。遅れるディフェンスを尻目にゲインし、そのまま順目にHO樫本から一番外のNo.8イオプアソへ。1人を交わして左隅にトライを上げます。
SOステイリンの蹴る難しい位置からのコンバージョンは、わずかに左にそれて12-14。トライ数で並びます。
しかし32分、攻めながらコミュニケーションミスでインターセプトを許しトライを献上。その後もよく攻めるもののペナルティが多く、38分にはWTBオリビエがシンビン。そのまま12-21で前半を折り返します。
風上に立った後半もミスからトライを許します。開始早々に相手ハイパントのキャッチミスから、こぼれ球を直接奪われ走りきられると、15分、20分にも連続してトライを献上。12-40と突き放されてしまいます。
接点で少しずつ押され、スクラムも押されるシーンもあり、BKの個人技にもディフェンスが突破され、春の他5戦とは勝手が違う戦いのなか、試合は終盤へ。
29分、敵陣G前の中央スクラムで押し左へ。WTBパク、FLトンプソンなどが少しずつ前に出ると、ディフェンスが集まります。すかさずSH金が右へボールを回し、CTB森田、WTBオリビエ、FL田淵とミス無くつなぐと、一番外のFB南藤の前にはディフェンスはなく、右端にトライ。コンバージョンはSO野口が決めて19-40とします。
その後は、ヤマハ発動機の攻勢が強まり、自陣に釘付けに。しかし、ゴールラインを背にしながらもなんとか守りきり、19-40のまま試合が終了しました。
新体制下で作り上げてきた自分たちの形を見せることはできたものの、力及ばず大敗となりました。
トップリーグ復帰に向け夏から秋へ、さらにスタンダードを上げるべく、シーズンに向けて準備してまいります。引き続き、ご声援をよろしくおねがいします。