近鉄ライナーズ |
38-26 | リコーブラックラムズ |
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FULL TIME | ||||
21 | 前半 | 21 | ||
17 | 後半 | 5 | ||
詳細 |
試合映像(ダイジェスト)
レフリー:佐々木裕司
アシスタントレフリー:加藤真也 / 須川貴也 / 頼近孝行
▶近鉄ライナーズ 15セミシ・マシレワ
MEMBER
マッチサマリー
トップリーグカップ第4節、昨シーズントップリーグ8位の強豪リコーブラックラムズとの対戦は、広島県コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアムにて。2週続けてトップリーグのチームを破り、新しいライナーズのラグビーを見せなければいけない戦いです。
天候は雨。しかも時折激しく降るコンディションの中、15時キックオフで試合が開始されました。
ここ数年最大の課題になっている試合の序盤で、今回は後手に回ってしまいます。コンタクトで負けて、規律を守れずペナルティを犯して自陣に釘付けになります。
前半5分、自陣22m内でのリコーボールラインアウトから、モールを組まれると再びペナルティを犯してしまいます。アドバンテージがリコーに出る状態でディフェンスラインも乱れ、先制トライを奪われます。Gも成功して0-7。
さらに11分にも外にボールを回されると、ディフェンスが間に合わずに2本めを献上。0-14とリードされます。
先週のいい形からは一転、厳しい立ち上がりになったライナーズ。大勝のあとに自分たちの力を出しきれないシーンを今までもよく見てきましたが、今年は一味違います。
円陣のなかでストーバークゲームキャプテンからはげしい激が飛ぶと、他の選手も自分たちを鼓舞して立ち直ります。
スクラムを五角以上に押し、コンタクトでも強さを見せます。
そして20分、敵陣に入ると粘り強く攻めてディフェンスのギャップを生みます。最後はSO正面が相手のラストディフェンスをかわすパスをWTB南藤へ出しトライ。ステイリンのコンバージョンも決まって7-14とします。
26分にリコーに3本目のトライを献上して7-21と再び2トライ2ゴール差にされますが、ここからはライナーズの試合になります。
29分、出足の早いリコーのディフェンスに苦しみながらも、CTBステイリンが右端でコールするFBマシレワにキックパス。リコーのディフェンスとハイボールでの競り合いに勝ったマシレワは、そのままインゴールへ。トライを上げてコンバージョンも成功。14-21と追い上げます。
なんとか前半のうちに追いつきたいライナーズは、34分に敵陣22m内マイボールラインアウトでスペシャルプレーを見せます。
通常の配列からHO樫本がスローしたボールは、最後尾を超えて、外へ走り込んだNo.8ロロの懐へ。リコーディフェンスが集まると、その内側をサポートしたSHライアンへパスし、そのままインゴールへ。ここしかないシチュエーションで、今しかないプレーを見せ、21-21と試合を振り出しに戻します。
後半の入ると、さらに加速するライナーズ。
キックオフのボールをマイボールにすると、近場を少しずつ縦に攻めて最後はFL菅原がグランディング。スーパールーキーのライナーズ初トライで逆転に成功。コンバージョンも成功すると28-21にします。
後半16分には、ラインアウトから強味のモールでトライを奪い33-21。
34分にも、ラインアウトからの連続攻撃で、FL菅原がこの日2つめのトライを奪取。ついに38-21とボーナスポイント獲得の3トライ差以上まで差を広げます。
試合終了間際にリコーにトライを返され、惜しくもボーナスポイントを得ての勝利はなりませんでしたが、38-26で勝利しました。
ディフェンスでのミス、モールディフェンスやスクラムでの苦戦など課題の多い試合でした。しかし、強豪リコー相手に14点差から逆転し、多くの時間をライナーズが支配して試合を進め、決してベストゲームではないなか勝利できたことは収穫です。
次戦は7月20日(土)16時30分キックオフ。三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて豊田自動織機シャトルズと対戦します。
プール戦最終戦を最高の形で締めくくることができるよう、最高の準備をして迎えようと思います。
引き続きのご声援、よろしくお願いします。