近鉄ライナーズ |
33-22 | 豊田自動織機シャトルズ |
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FULL TIME | ||||
21 | 前半 | 5 | ||
12 | 後半 | 17 | ||
詳細 |
試合映像(ダイジェスト)
レフリー:北村浩士
アシスタントレフリー:木村陽介 / 船岡克広 / 西本武史
MEMBER
マッチサマリー
11月24日(日)、トップチャレンジリーグ第2節は全勝に向けて最初の難関、豊田自動織機と今季唯一のホーム・花園ラグビー場での試合を行いました。
15000人を超える大観衆の中、13時に豊田自動織機のキックオフで試合が始まりました。
ハイボールの争奪から生まれたマイボールスクラムで優勢に立ったライナーズは、SHライアンの敵陣深くに転がすキックをWTBジョシュアのチェイスでマイボールに。相手のペナルティも誘い、残り5mのラインアウトを得ます。
豊田自動織機はペナルティで防ぎますが、前半6分。右奥ラインアウトからモールを崩されラックになると、パスアウトを受けたFL菅原が左に走り込んだPR山口知貴にワンタッチで渡し、そのままディフェンスのミスマッチを抜けてグラウンディングします。
冷静に前を見たプレーで、トライを奪いコンバージョンも成功。7-0と先制します。
その後も個々の局面でライナーズは勝ち、終始敵陣でプレーしますが、ラインアウトのミスやノックオンなどでフィニッシュまで到達できません。13分には悪い流れのまま自陣に入られると、ライナーズディフェンスのギャップをCTBシオシファに走り抜かれてトライを許し、7-5と追い上げられます。
その後も敵陣でプレーはしますが、要所要所で決めきれず得点できないライナーズ。ようやく前半25分、敵陣での豊田自動織機ボールラインアウトをLOトンプソンがスティールして、反転攻勢。ゴールライン目前でラックから次々に縦に攻撃し、最後はPR石井がゴールポストの付け根に置いてトライを奪います。コンバージョンも成功して14-5と突き放します。
その後も一気呵成で攻め続けますが、ノックオンでチャンスを逃したりラインアウトでボールを奪われるなどなかなか波に乗れません。
前半35分、10m付近マイボールラインアウトからボールを繋ぎ続け、SOクーパーを起点にするパスワークや、タックルラインでの個々の頑張りで少しずつ前進。ゴールラインまで10mに迫ると、CTBステイリンが粘って作ったスペースにLOストーバークがパスを受けて走り込み、右端にグラウンディングします。角度のあるコンバージョンも、CTBステイリンが決めて21-5。
さらにもう一本と、残り時間もライナーズは敵陣でプレー。FL菅原やWTBジョシュアがいいプレッシャーを見せますが、目前でボールを奪われるなどして21-5のまま前半を折り返します。
後半に入ってもライナーズペース。縦に強く当たり、ワイドにボールを動かして、敵陣でプレーし続けますがここでもノックオンやスクラムでのミスが顔を出し、こうちゃく状態に陥ります。
後半21分、豊田自動織機陣10m付近で、ライナーズのタックルミスからCTBシオシファに大きくゲインされ自陣22m内に入られます。そこからラインアウトを与えると、ラックからサイドアタックでトライを奪われ21-10。
なんとか気を引き締め直したライナーズは、リスタートのキックから密集でボールを奪うと連続攻撃。8フェイズ目に途中出場のSHゲニアから真っ直ぐでフラットなパスを受けたPR石井がすぐに内のPR豊田へ渡すと、さらにオフロードでHO高島へ。相手ディフェンスを翻弄する華麗なパスワークでトライを奪い、28-10と突き放します。
続く29分には、センターラインのスクラムから展開し、SOクーパー、FBマシレワでゲイン。ボールをNo.8ロロに渡すと、一番右外で余っていたWTBジョシュアが3トライ差のボーナスポイントを得られるトライを決めます。
このまま相手を封じ、勝点5を得たかったライナーズでしたが、前節同様試合後半にディフェンスが甘くなる悪癖を披露。36分と40分にあっさり計2トライを許し、33-22。ボーナスが消えて勝点4で試合を終えました。
試合を通して、日本代表で活躍したトンプソンに大きな声援をいただき、ライナーズの一挙手一投足に歓声があがるホームのアドバンテージを観客の皆様に作っていただけました。
そんななか、前節と同じように試合終盤に連続トライを許し、ボーナスポイントを取ることができなかったことを重く受け止めて、最高の準備をして次節長崎・かきどまりでのマツダ戦に挑みます。
今度ともご声援よろしくおねがいします。